前回のワークショップ(第41回)

第41回ワークショップ開催報告

                    ワークショップ委員会 白石 淳
              

 2025年6月7日(土)、日本母乳の会主催の第41回ワークショップをZoomによるWebにて開催しました。

 今回のワークショップは「母乳育児へのモチベーションを高めるために~母乳育児を続ける“意義”を伝えるには~」をメインテーマに、総勢27名の参加がありました。

 前回(2025年1月19日)は、5年ぶりの対面開催で、多様な施設から、多職種の方々にご参加いただき、活気あふれるWSでした。今回は、遠方の方にもご参加いただけるようにと、WEB形式でのワークショップとしました。

 今回のテーマは、『母乳育児へのモチベーションを高めるために』 ~母乳育児を続ける“意義”を伝えるには~とし、母乳育児の意義を再認識し、誰にどのように伝えるのか、いかに母親のみならずわれわれの母乳育児に対するモチベーションを高められるのかを話し合うことを目標としました。

 

 WS委員による会議(zoom)を経て、小テーマを11個準備し、第1〜3希望まで募集しました。

  1. 乳頭乳房ケアのこと(扁平陥没乳頭への妊娠中から産後に至る長期的支援)

  2. NICUに関すること

  3. 母乳育児を続けるための産後ケア

  4. まず何を教える?母乳新 人教育

  5. スタッフのmotivationをあげる工夫

  6. 誰のための母乳育児?

  7. 正しい情報を伝えるには?

  8. タイパ・コスパと母乳育児

  9. 災害時における母育児支援

  10. 母乳育児を長く続けられるためには

     11. 父親は母乳育児に何ができるのか?

 

 各グループに分かれてのWS開始に先立ち、ショートレクチャーとして、井田久留美理事より「なぜ乳頭ケアが必要か」をお話しいただき、短時間でお願いしたため総論的な内容でしたが、母乳育児を支援するにあたっては、とくに妊娠中から母乳育児の大切さを教えること、そして妊娠中の関わり、入院中のケア、産後の継続支援と切れ目のないサポートの重要性を熱く語っていただき、グループ討論への良い導入となりました。

 

 グループ討論は5グループに分かれ、「乳頭乳房ケアのこと」、「NICUに関すること」、「母乳育児を続けるための産後ケア」、「スタッフのmotivationをあげる工夫」、「母乳育児を長く続けられるためには」、についてそれぞれ議論しました。各グループは5~6名で構成され、非常に活発な討論が繰り広げられました。画面越しではありますが、参加者のみなさんいい表情をされていたと思いました。

 

 終了後の振り返り会での課題抽出および反省点です。

 ・参加者の応募がやはりBFH施設からが20人(74%)(とくに14人(52%)が加古川中央市民病院)でした。遠方の方やBFH施設以外の方をいかに勧誘するかが、引き続きの課題です。

 ・小テーマの希望が偏り(ばらけ)、参加者の希望を反映するのが難しかった。多く挙げすぎたかもしれない。

 ・それぞれのグループ議論では、小テーマ作成時にわれわれの意図した想いと違う方向に拡がったり、望ましいとは思えないまとめになっていることも見受けられ、チューターによる軌道修正も必要。

 ・発表に関しては、各グループでの質疑応答のみとし、総合討論の時間は取らなかったが、Web開催では、この形式でもよさそう。

 最後に、貴重な休日を削ってご参加いただいたチューターの委員の皆様、当日にご助力いただきました代表理事の永山善久先生、そして運営全体をサポートしていただいた運営局長の永山美千子様、サポートしてくださった永山聡子様に、心より感謝申し上げます。