母乳育児シンポジウムについて
1992年、8月1日を世界母乳の日、8月の第1週を世界母乳週間ときめられたことを記念して、故山内逸郎先生(元国立岡山病院院長)が「母乳をすすめるための産科医と小児科医の集い」を開催しました。この集いが母乳育児シンポジウムの始まりとなりました。このときの参加者は87名でした。次の年から参加者が増え、現在では、毎年1000人近くの参加者です。
開催日は8月の世界母乳週間の土曜日、日曜日です。
現在は開催地域で実行委員会を立ち上げ、1年かけて議論して企画し、シンポジウムを作りあげていきます。実行委員会には産科医、小児科医、助産師、看護師、薬剤師、栄養士、母親などが参加し、自由に意見を交換します。シンポジウム開催にあたってはスポンサーはなく、すべて、実行委員会とボランテイアスタッフで開催していきます。
シンポジウムは実行委員会で開催年の大きなテーマを決めていきます。「母乳育児成功のための10カ条」を産科施設にいかに根付かせることができるかが基本とし、母親たちが母乳育児の継続ができるような支援を様々な角度から討論をしていきます。
シンポジウムではBFH(「赤ちゃんにやさしい病院・Baby Friendly Hospital」)認定式を行い、広く、皆さんに知っていただくために記者会見を開いています。
また、市民交流会を開催しています。
シンポジウム開催した地域では、母乳育児が確実に根付いていきます。