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「日本母乳の会」は、”1人でも多くの母と子に母乳で育てられるしあわせを”を目標に活動する医師、助産師、保健師、看護師、薬剤師などの医療関係者と、そして市民の会です。

1992年に8月1日を「世界母乳の日」8月第1週を「世界母乳週間」と定められたことを記念して、故山内逸郎先生(国立岡山病院前名誉院長)の呼び掛けで「母乳をすすめるための産科医と小児科医との集い」が開催されました。この「集い」は、日本の母乳育児の発展の礎となり、翌年母乳を進めるための産科医と小児科医の会」へと発展し、1994年より「日本母乳の会」と改称して活動しております。2010年7月、非営利型一般社団法人「日本母乳の会」となりました。

1994年、ユニセフより、日本におけるWHO・ユニセフ「赤ちゃんにやさしい病院・Baby Friendly Hospital」の認定推薦業務のすべてを委託され、ユニセフへの認定推薦をしております。

 

2026年(令和8年)8月1日

世界母乳の日、世界母乳育児週間によせて

                                                      一般社団法人日本母乳の会 代表理事 永山善久

 7月28日に再び大きな地震が熊本を襲いました。2016年の熊本地震から復興の途中に、また多くの死傷者が出ていることに心が痛みます。亡くなられた方にお悔やみを申し上げますとともに、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。

今年も、「世界母乳の日」「世界母乳育児週間」がやってまいりました。1990年8月1日、WHOとユニセフは先に出した共同声明「母乳育児の保護、促進、そして支援-産科施設の特別な役割」(1989年)をさらに進めるために、30か国の政府、複数の国際団体とともにイタリア、フィレンツェの国際児童開発センターにおいて「イノチェンティ宣言」を採択しました。それを記念して、WHOとユニセフの援助を受けて設立された世界母乳育児行動連合(WABA)が、1992年に8月1日を「世界母乳の日」、8月1日から1週間を「世界母乳育児週間」と定め、母乳育児を奨励するキャンペーンを始めました。それに呼応するように、日本では故山内逸郎先生の呼びかけで1992年8月1-2日に「母乳をすすめるための産科医と小児科医との集い」が大阪で開催されました。この集会を元に日本母乳の会が設立され、毎年、「母乳育児シンポジウム」を開催して参りました。

私たちが運動を始めた30年前に比べ、母乳育児は一般にはよく認識されていますが、急激な社会の変化の中で母乳育児支援にとっては再び難しい状況が増えています。急激な少子化の進行は、周産期医療の構造自体を変えようとしています。AIの導入による効率重視、コストパフォーマンス重視の風潮は、医療スタッフや母親の意識にも影響を及ぼしています。

しかし、2億年続く哺乳動物の歴史の中では、母乳育児の重要性は変わるはずもなく、今の母乳育児の変化は一瞬のことに過ぎないのかもしれません。そこで今年の第34回母乳育児シンポジウムは「もう一度考えよう、母と子と社会のために」をメインテーマに、「多様性の社会のなかで母乳育児を広げるために」と「母乳育児―現場で何をすべきか」の2つのシンポジウムを企画しました。特別講演は、岡山大学沢山美果子先生の「歴史から考える母乳育児―乳と捨て子の近代」と、東北大学野地智法先生の「母乳の免疫を支える腸内細菌叢」の2つのご講演をいただきます。

今年も連日熱中症警戒アラートが発令される猛暑日、酷暑日が続いておりますが、暑さに負けず、重要文化財である大阪市中央公会堂の歴史を感じながら、会場で皆様と母乳育児支援について熱く語り合いたいと思っております。

 日本母乳の会は「1人でも多くの母子が母乳で育てられる幸せを」をモットーに活動を続けてまいります。今後ともご支援賜りますようお願い申し上げます。

 

 

第34回 母乳育児シンポジウムのお知らせ 

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第32回 母乳育児支援研修会のお知らせ  準備中

第43回 母乳育児ワークショップのお知らせ  準備中

 

 

 

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